MG ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka です。販売価格は税込6,050円です。
箱の大きさは、MG V2アサルトバスターガンダム Ver.Ka と同じでした。
ランナー枚数は、専用アクションベース2枚を含め23枚。青と白のランナーは、濃淡2色の成型色があります。パーツ数はパーツリストで数えて431。Ver.Kaにしては比較的少ない印象です。
水転写デカールは157番まで付番されています。こちらもVer.Kaにしては比較的少ない印象です。
組立説明書は、カトキ氏のインタビュー記事も含め35ページあります。
一部フレームにABSが使用されています。ABSへのマークフィットの浸透を避けるため、ABSフレームに取り付ける外装は、デカールを貼付しながら組み立てます。
まずはコックピットです。ヒイロフィギュアはリアルタッチマーカーで塗り分けました。靴下は成型色をそのまま活かしています。
コックピット周りのABSフレームのはめ込みが固く、指が痛くなります。翼の重量によるのけ反り対策かもしれません。
右胸下の淡い青色K1⑮パーツについて。説明書に「奥までしっかりはめ込みます。」と記載されているのですが、個体差なのかポロリします。重要な可動箇所なので、接着は避けたいところです。シールの余白で補強するかどうか思案中です。
胸部上側及び腹部外装のデカール乾燥待ちです。本キットの水転写デカールは、のりがしっかり効いていると感じますが、Ver.Kaにしては珍しく、パーツの貼付位置に対してデカール(余白を含む。)が大きいです。パーツの角でデカールを折り曲げることになるので、軟化剤は必須です。青いパーツのデカールには、タミヤの「デカールのり(軟化剤入り)」を使用しました。
右胸下の淡い青色K1⑮パーツがポロリするので、MG νガンダム HWS Ver.Ka に付属していたカラーシールの余白を切り取り補強しました。シールの追従性が良く、色合いも汎用性が高いので役立ちます。
違いが分かりにくいですが、みぞおち部分の青いパーツを取り付けています。Ver.Ka お約束の胸部の突起(ブレードアンテナ)も健在です。
追記:2021/3/9 21:40 見えにくいですが、パーツが正しくはまっていません。フレームとの隙間ができない位置が正位置です。
コックピットハッチを取り付け。
胸部組立完了です。
マシンキャノンを展開。胸部天面のカバーは、大きく開くことができます。
コックピットハッチを開閉。ヒイロの姿が見えます。
頭部組立完了です。個体差なのか、マスク部分のB1①パーツへの顎の赤いA30パーツのはめ込みが固かったです。このパーツを奥まではめ込んでおかないと、次の工程でツインアイのM⑥パーツがマスク部分に密着しなくなります。
マスク部分と隈取部分の白は、パーツ分割で濃淡2色を色分けされています。
首元の赤色もパーツ分割で色分けされています。
ヘルメットバイザーに当たる部分が大きく、正面からだとツインアイが見えにくいので真横から。
腕×2の工程です。肩アーマーで隠れる部分は合わせ目が出ます。
手首には粘りのあるプラが使われており、親指以外を交換する方式です。指が白いので新鮮味があります。
ゼロシステムの展開テストです。
頭部側面のユニットが展開します。
コックピットハッチ下側の外装が展開します。
頭部側面のユニットは大きく開きます。
右腕組立完了です。前腕の外装(青)をスライドさせたら、前腕の外装(白)に貼った64番デカールが破れてはがれてしまいました。
平手に交換。外装(青)と外装(白)のクリアランスはほぼ無いので、デカールを貼った場合は、慎重にスライドさせてください。
追記:2021/3/24 23:10 外装(青)をスライドさせると、ツインバスターライフルを固定するジョイント部が現れます。
左腕組立完了です。赤い小翼のデカールは、組み立てる前が貼付しやすいと思います。
平手に交換。ツインバスターライフルを保持するためか、両手首のボールジョイントのABSが非常に固く、手首をはめ込む時に手首パーツが破損するかと思いました。
肩×2の工程です。ネオバード形態への変形のためか、フレームにスライドギミックが仕込まれています。
右肩組立完了です。超絶精度のパーツ分割で青の濃淡含め全て色分けされています。
右肩だけでデカールが13枚あります。
左肩組立完了、デカール貼付途中です。
羽のような形の装甲を閉じた状態です。
足首×2の工程です。ネオバード形態への変形ギミックが仕込まれています。
上半身完成です。
右腕がしっかり奥まで押し込めていないことが判明。
腕の付け根が肩部フレームにピッタリ付くまで押し込みます。
水転写デカールを貼ることで、情報量が増し成型色の濃淡も際立ちます。
足首×2組立途中です。ボックスアートと完成写真ではつま先部分にフレームの露出表現がありますが、パーツは色分けされていません。
足首×2組立完了です。
すね周りのフレーム×2の工程です。見慣れない形状をしています。
脚部フレーム、ほぼ組立完了です。足首を接続するボールジョイントI⑮に切り欠きがあるのですが、なぜか組立説明書に取り付け向きが記載されていません。
ボールジョイントI⑮の向きが違っていた場合、外装を取り付けた後では取り返しがつかないので、足首を接続してみました。左右とも可動域が思いの外狭いものの、問題はなさそうです。
両脚の外装組立途中です。外装の隙間にフレームが気持ち良くハマります。
両脚組立完了、デカール貼付途中です。
外からは見えませんが、脚の付け根フレームI①をI⑳とI21で挟み込んだだけで、I⑳とI21が白化してしまいました。脚を動かしているうちにパーツが割れないか不安になります。
両脚の左側面のデカール貼付完了です。
両脚の右側面及び前面のデカール貼付完了です。完成後に脚を動かすとデカールがはがれそうで不安です。
両脚の後面のデカール貼付完了です。ふくらはぎに貼るデカール84番は、外装が展開するため貼付後に真ん中でカットしました。
腰部フレームとフロントスカート組立完了です。青色の外装の濃淡は、パーツ分割で色分けされています。サイドスカートを取り付けるフレームには変形ギミックが仕込まれています。
サイドスカート組立完了、デカール貼付途中です。裏側にもしっかりディテールが入っています。
先に上半身と下半身を接続してからサイドスカートを取り付けました。
後ろから。スラッとした直線的なフォルムです。
横から。脚部はガッシリした印象です。
とても脚が長いです。
翼が出来上がると、気が抜けてしまいそうなので、次は武器類の組立に移ります。
ツインバスターライフル(左右)組立完了です。
折り畳んだ状態にします。①グリップを収納。
②ロックを解除。
③破損しないよう慎重にバレルを折り畳みます。
④センサーが折り曲げ部分を隠すようになっています。これで折り畳み完了です。
ライフルの長さは、本体と同じくらいあります。胸部ゼロシステムのホイルシールが良く光を拾います。
ツインバスターライフルのデカール貼付途中です。武器類はデカールを貼るとディテールが際立ちます。
ライフルのデカールが乾くのを待つ間にシールドを組立。
ツインバスターライフルのデカール貼付完了です。デカールが乾くのを待って連結します。
シールド組立完了、デカール貼付途中です。パーツ分割で完璧に色分けされています。
シールドのデカール貼付完了です。
小翼を展開。
ツインバスターライフルのデカールが乾いたので連結。
ツインバスターライフルを正面で構える「あのシーン」をテストしようとしましたが、銃持ち手がはまらない事態に陥り、あえなく断念。
副翼組立途中です。小羽根には微妙に角度が付けられています。
シールドを装備。前腕の赤い小翼を収納して取り付けます。前腕の外装(青)に上からスライドさせるように取り付けるので、ポロリする心配は無さそうです。
副翼組立完了です。
小羽根を展開。組立時に小羽根の展開テストをしながら組み立てることをお勧めします。当方、小羽根が何処かに引っかかってしまい、バラして組み直すはめになってしまいました。
副翼デカール貼付途中です。
主翼(右)組立途中です。
小羽根は各々微妙に大きさと角度が異なります。
副翼デカール貼付完了です。表裏のデカールの貼付位置のバランス調整に時間を要しました。
主翼(右)組立及びデカール貼付完了です。
翼が前後に連動して展開するギミックが仕込まれています。
主翼(左)組立完了です。
裏側にも羽根が折り重なるようなディテールがあります。
翼を前後に展開。
翼を展開しても裏側にスキマができないようなパーツ構成になっています。
主翼(左)デカール貼付完了です。
ディスプレイベースとディスプレイ用のジョイントが付属します。
ディスプレイベースは、アクションベース1とそっくりですが、ビスは使用されていません。
バックパック組立及びデカール貼付完了です。
正面から。ジョイントアームが左右に大きく張り出しています。
主翼(左)のデカールが乾くのを待って、主翼と副翼を取り付けます。
主翼と副翼取り付け完了です。組立は全て完了しました。
副翼で自立を支えることができます。
コックピットハッチを開閉。
横から。翼の大きさが際立ちます。
ウイングバインダーの主翼取り付け部分はABSパーツが使われています。
ABSなので動きがギッチギチです。変形の際にねじ切ってしまわないか不安になります。
大気圏突入モードに変形します。
肩アーマーを引き出します。
肩アーマーを折り畳みます。
主翼(左右)の取り付け部分を180度回転させます。パーツをねじ切らないよう注意が必要です。
主翼(左)を前に持ってきます。
主翼(右)を前に持ってきます。
つま先を折り畳みます。主翼(左右)を固定するジョイントパーツH②がありますが、位置決めが十分できているので使用していません。
副翼を左右に展開。
小羽根を展開。横幅がものすごいことになります。
大気圏突入モード変形完了です。
ネオバード形態に変形します。
すねの外装とフレームを引き出します。
ひざの二重関節をクランク状に変形することで脚を伸縮させます。
両腕を前方向に90度回転。
前腕の外装(青)をスライド。
両腕を水平方向に持ち上げ、サイドアーマーを展開。
ジョイントアーム(左右)を前方向に90度回転。
バックパックを腰の位置まで下げ、主翼(左右)を脇の下を通して前に持ってくるのですが、当方にはまるでパズルでした。
主翼(左右)を固定してディスプレイベースに接続するジョイントパーツH⑥を使います。
副翼を左右に展開し、小羽根も展開。
シールドの小翼、バスターライフル及び本体とのジョイントを展開。
頭部を覆うカバーを展開。
シールドを接続。
バスターライフルを接続して〈大気圏外モード〉完成です。
主翼(左右)をもう一度脇の下を通して背中に戻し、ジョイントアームを後ろ方向に回転させるのが当方にはやはりパズルでした。
〈大気圏内モード〉完成です。組立説明書に掲載されている「敗者達の栄光」の画に似せてみました。
モビルスーツ形態に戻し、肩関節を引き出してツインバスターライフルを正面で構えます。
射撃ポーズ完成です。
最後に降臨ポーズでディスプレイします。
追記:2021/6/2 20:10 主翼の翼を前後に展開しました。
以上、MG ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka でした。
脚が長くスタイリッシュです。脚を閉じて前後に交差させることができるので〈降臨ポーズ〉もキレイにきまります。変形する時のウイングバインダーの取り回しが当方にとってはパズルでしたが、ネオバード形態もカッコいいです。店頭であまり見かけませんが、オススメのキットです。
注:パーツに水転写デカールを貼付し、乾燥するのを待ってから組み立てているため、デカール貼付枚数のみ更新することが度々あります。
当方の製作法は、月刊ホビージャパン 2017年9月号「今さら聞けないガンプラ製作法講座」に倣っています。
スミ入れとリタッチには、GSiクレオスのリアルタッチマーカーを愛用しています。
白のパーツ:リアルタッチグレー1
青のパーツ:リアルタッチブルー1
赤のパーツ:リアルタッチレッド1
グレーのパーツ:リアルタッチブラウン1
ヒイロフィギュア
肌:リアルタッチピンク1
髪、シートベルト:リアルタッチブラウン1
タンクトップ:リアルタッチグリーン1
パンツ:リアルタッチグレー3
靴:リアルタッチイエロー1
水転写デカールの貼付には、タミヤのマークフィットを、リカバリーにはタミヤのデカールのりを使用しています。
デカール貼付枚数:245枚